この「登龍門」シリーズも６人目を迎えました！
　これもひとえに、大学生活等で忙しい最中にもかかわらず、卒業生の皆さんが母校を思い、執筆してくれるからですね。
　さて、今回は地元・宮古市の公立短大に進学した馬場穂乃佳さんです。短大２年目ともなると、おそらく就活の真っ最中。そんな慌ただしいなか、投稿してくれました。

　岩手県立大学宮古短期大学部は、岩手県宮古市にあり、沿岸部では唯一の公立短期大学です。東北からの学生が多く集まり、約200名の学生が在籍しています。学科は、「経営情報学科」で経営科目分野から情報科目分野まで幅広く学んでいます。
　授業では、情報科学を使った演習を行ったり、経営に関する知識を得たりすることができます。２年しか学生生活が無いので意外と忙しい毎日を過ごしています！

　特に印象深い授業は「経営統計学」です。高校で学習した「標準偏差」や「分散」などを応用して、統計データの読み解き方やデータの比較などを勉強します。最初は、統計って難しそうと思っていましたが、基本的なところから教えてくださり、少しずつ理解できるようになりました。

　政治経済や情報が、授業を聞いていく中ですごく生かされています。授業では、経済や経営、コンピュータのアルゴリズムやプログラミングについて学んでいきます。日本や世界の社会について、知っておくことはとても重要だし、情報処理についても知っておく必要があります。あとは、スコラ手帳に１日の感想を毎日書いていたことも役に立っていると思います。レポートを書くときに、たくさん考えてまとめていくので、たった数行の感想であっても毎日考えて書き続けていて、よかったなと思います。

　将来は、地域住民の方々と近い立場で働ける職場に就職したいです。そして、お金が貯まったら世界中に旅に出かけたいです！
　現在、絶賛就活中で、毎日勉強、面接練習、エントリーシートなどたくさんのものに追われています。つい先日、地方公務員の一次試験を受けてきてドキドキしています。友だちは、四年制大学への編入が決まったり、就職が決まったり、来年４月からの生活が徐々に決まっているのでとても焦っています。早く「内定」の二文字が見られるように頑張ります。

　充実していることは「寮生活」です。宮短の寮は、学校とつながっているため外の天候に左右されず、寝坊しても授業に間に合います。登下校で外に出ることがないので、１週間外に出ないこともあります。寮生とは入学式から仲良くなり、海に行ったり、色々な場所に散歩したりしています。また、テスト期間は勉強を教えてもらったり、休日にはキッチンでご飯を作ったりなどでき、とても楽しいです！

　メイクやファッションにもっと興味を持っておけばよかったなと思うときも…。短大に入学直後は、周りの学生がおしゃれで、メイクもばっちりしている子が多いように感じました。高校時代はメイク禁止かつ制服登校だったので、メイクやファッションにあまり気を使わなくてもよかったのですが、進学したり就職したりしたら必要になると思うので、休日とかに練習しておくのもよいかもです。

　毎日、勉強や部活動お疲れ様です！
　進路について考えることは、これからの自分の人生をどのようにしていくのか決めていくことだと思います。時には親と意見の違いで、喧嘩をするかもしれません。私も親と大喧嘩をして、１か月以上、口を利きませんでした。でも、私は今がとても楽しいし、この道を選んでよかったなと思っています。なので、自分が本当にやりたいと思うのであれば最後まで自分の意見を曲げずに突き進んでください！　そうすれば、きっと楽しい未来が待っていると思います。受験が終われば、友だちとかと遊びまくって後悔しない高校生活を送ってください！　心から応援しています‼
　最後にお知らせです。来年の４月から、宮古短大に女子寮のほかに「男子寮」が開設されます。ぜひ、男子の皆さんの入寮をお待ちしています。もちろん女子の皆さんもお待ちしています！

　次の投稿者は、岩手県立宮古高等看護学院に通っている堀切川繭羅さんです。彼女も私と同じ宮古市内の学校に通っていて、同じく寮生活をしています。
　繭羅ちゃんとは、小学校から一緒のクラスで過ごしました。彼女は、頑張り屋さんで努力家です。
　看護学生は、実習が厳しくて派手髪の人が少ないイメージが個人的にはあります。彼女の学生生活、楽しみにしています！