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【KIZUKIプロジェクト】秋のワークショップ~めざせ!ジブンゴト化できる泉高生~

10月6日(木)、今年度初の1,2年生合同のKIZUKIワークショップを開催しました。
 テーマは「~他人事と自分事からみえる世界の様子~」です。予測不可能な時代、複雑に絡み合った問題、自分の事として何ができるか考え、行動する一歩を踏み出す。そんな行動ができるように自分の日常の行動と世界のつながりを意識しよう!というワークショップでした。

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 まず『どうして募金って必要なの?』という問いから身近な募金活動の意味を問い直すことを通して、自分の日常の行動と世界のつながりについて意識を向けて行きました。
多くの生徒が小学校で赤い羽根募金などの経験をしているものの、援助を受ける対象については考えたことが無く、グループで意見を交わしながら、考えを深めました。また、自分が募金するシチュエーションを様々な事例を基に○・☓でチェックし、なぜそのような選択をするのかという考えを共有しました。

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 次に募金が必要な人たちの抱える課題を考え、解決するために『ルワンダの少年ギルくん』のストーリーを読みました。自分ができることをに下線を引き、今私達が支援できること、できないこと、そして社会全体で支援すべきことについてグループみんなで向き合いました。

 ワークショップで読んだのは以下の文章です。みなさんも少し、KIZUKI体験をしてみませんか?

毎朝、目を冷ますと、まきを拾いに出かけます。
そして水汲みも大切な仕事のひとつです。
1日1回の食事では栄養が足りず、体調を崩しがちです。
今日も咳が止まりません。
お父さんは1994年に起きたルワンダの大虐殺を生き延びました。家族を殺され、自分も怪我を負い、今も後遺症に苦しんでいます。それでも、僕たちのために小さな畑を耕し、賢明に働いています。
「ギルには、希望を持って生きる力を身につけてほしい。」
お父さんはそう願って、僕を学校に通わせてくれています。お腹が空いたまま勉強するのは楽じゃないけど、僕はクラスでは一番です。
上の学校に進んで、仕事を見つけて、小さな兄弟たちを助けたいと願っています。
僕はギル、9歳
大きくなったらお医者さんになりたいです。

どうでしょうか?あなたができる支援がみつかりましたか?

 最後に、KIZUKIプロジェクト本来の課題、岩泉町をよりよくするために私達は何ができるか?岩泉町の重点プロジェクト~未来を創る希望プロジェクト~を参考に『岩泉町をよりよくするためにあなたが考えるインポートとエクスポート』シートを使いながら意見を出し合いました。

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学年を超えたワークショップで学年を超えた意見交換ができ、充実した時間となりました。

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(文責 佐々木 伸)

最後まで読んでいただきありがとうございます。 今後とも、岩泉高校をよろしくお願いいたします。