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登龍門#07 ~新天地で輝く卒業生に聞く!(令和4年度卒業生 堀切川繭羅さん)

 シリーズ『登龍門』、卒業生の中には医療の道を志し、高等看護学校へ進学した者もいます。今回は地元の高等看護学院に進学した卒業生・堀切川さんにスポットを当てます。
 堀切川さんは高校時代、弓道部と郷土芸能同好会の〝二足の草鞋〟で頑張った生徒です。受験時期には、進学コース唯一の高看希望者として、ひとり黙々と受験勉強していたことを記憶しています。進学先の高等看護学院では学年の中でトップクラスの優秀な成績を収めているとのことですが…。

岩手県立宮古高等看護学院って、どんな学校?

 岩手県立宮古高等看護学院は岩手県宮古市にある看護学校です。3年間、看護について学びます。臨地実習では、宮古病院をはじめとした病院や保育園、高齢者施設などに実際に行くことで、身をもって医療の現場について体感することができます。また学院の敷地内に女子寮があり、50人くらいの学生が生活していて私も寮で生活しています。同じ学年の友達と一緒に勉強したりお話ししたり、また他学年との合流もありとても楽しいです。

看護学院の概観

印象深い看護学院での授業は?

 授業はグループワークが多く、医療の現場で必要なコミュニケーション能力を養うことができます。学院には、演習室というベッドやシュミレーションモデルなどを設置した、病室のような部屋があります。演習では、看護技術の習得のために学生同士で練習しあったり、モデル人形を使ったりして、看護師としてのスキルだけでなく医療者としての精神についても学ぶことができます。

演習において、ベッドの上で、手浴をしている様子
これを着て臨時実習や演習を頑張っています

岩泉高校3年間で学んだ経験が、今これに生かされている!ということは?

 高校時代のグループワークによって、相手の意見を受け止めて自分の意見を発信することができるようになりました。このことが、患者と信頼関係を築くために不可欠な傾聴する姿勢と、自分の意見を発信する力に生かされています。

将来の目標は?

 岩手県で活躍する看護師です! 岩手県は高齢化に伴い訪問看護の需要が高まっているため、地域に密着した看護を行い患者に寄り添うことができる訪問看護師になりたいです。そのためには、まず国家試験に合格できるように頑張ります。

看護学院での生活、これが充実している!ということは?

 私は寮で生活してるので、ほぼ24時間、友達と生活しています。そのおかげで、たくさん友達と話すことができて仲も深まりました。学院の敷地内に寮があり学院までは徒歩30秒でとても楽です。寝坊しても友達が起こしに来てくれるので安心です。また看護学校はテストがたくさんあり、寮の食堂では友達とテスト勉強をしています。

寮の晩ごはん💛

高校時代○○しておけば良かった!ということは?

 看護学校では講義のレポートや実習の記録物など文章を書く機会がたくさんあります。私は高校時代、文章を書くことが苦手でした。以前よりは文章を書けるようになりましたが、学院の先生に文章の構造がおかしいとたまに指摘されることがあります。高校時代に新聞や本を読んで文章力をつければよかったと思いました。

後輩への応援メッセージ

 後輩の皆さん、勉強に部活、お疲れ様です。特にも受験生の皆さんは、受験勉強に、より本腰を入れていく頃だと思います。まず一番大切なのは自分の体調なので、睡眠はしっかり取ってほしいです。小論文や面接練習などに追い詰められ「嫌だな、休みたいな」と思うこともあると思います。でも学校に行ってさえしまえば、何とかなるので、休まずに頑張ってくださいね。私は3年間無欠席でした。特にⅢコースの皆さんは、放課後、学校に残って勉強することも多いと思います。そんな時、友達の存在は不可欠です。息抜きに友達とおしゃべりしたり、お菓子を食べたりして、ぜひ友達と協力し受験期を乗り越えてほしいです。
 受験は団体戦です! 頑張ってください! 応援しています!

6月に学年対抗の体育祭が行われます。親睦も深まり、楽しいですよ♪


最後まで読んでいただきありがとうございます。 今後とも、岩泉高校をよろしくお願いいたします。