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登龍門#12 ~新天地で輝く卒業生に聞く!(令和5年度卒業生 三浦康誠さん)

 ここのところの天気予報では、「寒波襲来」なんていう言葉をよく耳にします。冬の厳しい岩手でも寒波と聞くと、ひときわ体温を逃さない服装や暖房の備えなどが気になるものです。岩手より北に進学した卒業生たちは、どのようなやり繰りをしているのでしょうか。今回は、昨年度、国公立大学の2次試験まで粘り強く受験勉強を続けて、北海道釧路市に進学した三浦康誠さんです。

釧路公立大学って、どんな大学?

 私の通う釧路公立大学は、北海道の道東地方の釧路市に位置し、経済学を中心に社会科学を全般的に学ぶことができる単科大学です。私の大学は、全国のほとんどすべての都道府県から学生が集まり、共に釧路のキャンパスで学んでいることが大きな特徴です。釧路に居ながら、日本全国から来た学生と交流できるため、刺激を与えたり、受けたりしながら、互いに楽しく大学生活を送ることができる大学です。また、釧路市には釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園の2つの国立公園があり、自然豊かで全国でも珍しい環境で学ぶことができるところです。

大学の校門からの景色です。
雪が比較的少ない道東地域で、これほど雪が積もっているのは珍しいです!
大学から少し足を伸ばすと、このように広大な湿原が広がっています!
「まりも」が多く生息している阿寒湖です!

印象深い大学の授業は?

 マネジメント入門という授業です。大学の1年生の授業は、専門科目が少なく、2年生以降での専門科目に備えるための基礎的な知識を学ぶ授業が多く、高校までに学んだ普通科目を更に深めることができました。なかでも、経営学の入門授業であるマネジメント入門は、世の中に無数にある企業を例に、「どのようにして人々を動かしていくか」や「競争を優位に進めるために、どのように企業が行動を起こすのか」など今まで学んだことのない学びがあり、新しい知識を身に着けることが実感できました。この授業では経営をベースにして考え方や知識を学ぶことができましたが、この考え方、知識は経営以外の身近なところにも様々活用できる点に興味を惹かれ、2年生以降の専門科目の授業がより楽しみになりました。

岩泉高校3年間で学んだ経験が、今これに生かされている!ということは?

 高校でのほとんどの学びが、今現在の大学生活に生きていると感じています。高校時代、日本史やKIZUKIプロジェクトの際に、自分自身で目的の事柄について調べ上げ、他者に伝えていく力を養えたことが、大学で自分自身の疑問に思ったことをレポートにまとめたり、グループ活動で周囲の人たちに伝えたりする際にかなり生かされています。
 また、どの教科や科目においても、先生方が丁寧に教えてくださったことで、内容がどんどんと難しくなる大学の授業でも、高校で基礎を固められたことによって、困らず、遅れずについていくことができているのだと感じています。岩泉高校ならではの、先生との距離が近い「少人数授業」の大きな強みであったと強く感じています。

将来の目標は?

 大学での学びや岩手・岩泉とはかなり違う土地での発見・経験を活かし、地元である岩手県に貢献できる教員になりたいと考えています。私は教育学部の所属ではありませんが、経済学部ならではの経済・経営の知識、考え方を強みとして、より詳しくかつ、わかりやすい授業を展開し、生徒と向き合っていきたいと考えています。

大学生活、これが充実している!ということは?
(サークル・ボランティア・一人暮らし)

 大学生活では、時間が多くあるため、高校までにあまり経験できなかったことをたくさん経験できていると感じています。サークルや部活動では、高校まで行ってきた陸上競技も続けながら、アイスホッケーやバドミントン、バレーボールなどのサークルにも参加しました。特にアイスホッケーでは、一年を通じてリンクで練習できるところが全国でも釧路市くらいしか無く、恵まれた環境で練習ができるそうです。「氷上の格闘技」と呼ばれるほど激しいスポーツであるアイスホッケーは、岩手ではなかなか体験することができないため、良い経験になっています。

アイスホッケーのリンクは寒いですが、激しくホッケーをすると寒さも忘れます!

 また、アルバイトも行ったり、ときには陸上競技の大会で札幌に行ったりと、毎日が充実していると感じています。札幌で陸上の大会の後に食べた本場の味噌ラーメンは格別でした。

大都会札幌です! 広大な石狩平野を感じる事ができます。
札幌版タイムズスクエア♪
札幌の有名なラーメン屋さんです。
とても美味しかったです!機会があれば是非訪れて、食べてみてほしいです!

 私は、一人暮らしをしていますが、かなり多い頻度で友だちとごはんに行ったり、カラオケに行ったりしていて、よく友だちがアパートに泊まりに来ることもあるので寂しいと感じる時間がほとんどなく、楽しい大学ライフを送っています。

友達とよくカラオケに行っています!

高校時代〇〇しておけばよかった!ということは?

 高校時代に普段からパソコンに触れ、慣れておけばよかったと強く感じています。大学では半分以上の授業がパソコンを使って行われているため、操作に慣れていない私は、最初はかなり困惑してしまいました。また、レポートやコメントシートなどの課題もほとんどがパソコンで作成し、アプリでの提出が多いため、この一年を通じて徐々に慣れてはきたものの、入学前から簡単に操作できるように、パソコンに慣れておけばよかったと後悔しています。

後輩に応援メッセージ

 3年生の皆さんは、進路が大詰めとなってきている頃だと思います。応援メッセージとは少し話が逸れてしまいますが、私は去年の同じ時期は毎日高校に通い勉強していました。周りの友だちが進路を決め、2月になるとほとんどの人が登校しなくなり、あれほどまでに賑やかだった教室が自分一人になるとかなり寂しく、大きな不安に押しつぶされそうな毎日でした。愚かな私は、正直「受験も結局は個人戦じゃないか」と思う日も少なからずありました。しかし、そんな中でも友だちから「絶対大丈夫!」や「応援しているから困ったらなんでも言って!」などの数えきれない励ましの言葉が本当に大きな支えになり、自分を奮い立たせてくれました。改めて「受験は団体戦」だと感じたものです。みんながあの時にかけてくれた言葉のおかげで、今このように楽しい毎日を送ることができているのだと強く感じています。
 大きく話が逸れましたが、自分たち一人ひとり目の前にある状況は違うと思います。それでもどんな状況においても皆さんは、良い方へ良い方へと大きく突き進んでいるのは間違いありません!自信を持って前を向くことが大切だと思います。その際に、少し余裕のある人は友達に声をかけてほしいです。私のように救われる人が必ずいます。「必ず」です。
 再び話が逸れてしまいますが、私のいる釧路市は、「世界三大夕日」に数えられるほど夕日が綺麗な街です。私も友達と見に行きましたが、息を呑むほど美しかったです。そんな夕日は毎日沈みますが、必ず次の日の朝には、大きな朝日となって私たちを迎えてくれます。
 このように「ずっと沈んだまま」という状況は長くなく、必ず昇っていくときがあります。これは太陽に限らず、何事もそうであると思います。3年生全員にとって、この受験期が苦しいだけではなく、昇りに繋がる良い受験期であることを強く願っています。
 1・2年生の皆さんにもお願いがあります。私は大学生になって、自由な時間は高校生のときに比べ格段に増えたと感じますが、それと同時に高校生の時にしかできないこともあったと強く感じます。そのため、今この瞬間を思いっきり楽しんで、何事にも全力でチャレンジしてほしいと思います。もちろん、3年生の皆さんも残り少ないかもしれませんが、全力で楽しんでほしいです。皆さんにとって充実した実りのある、良い高校生活を送ってほしいです。
 海を挟んでいますが、いつでも釧路から皆さんのことを応援しています!

釧路の美しい夕日です!(ロケ地:地元では有名な「幣舞橋(ぬさまいばし)」)

次回投稿者の紹介

 次は、岩手県立大学総合政策学部に進学した片山月姫さんです。月姫さんの通う総合政策学部では、幅広い分野を学ぶことができ、学年が上がるごとに自分の興味のある分野について学びを深められるそうです。また、グループワークやフィールドワークを通じて岩手について詳しく知ることができるそうです。
 月姫さんが、岩手県立大学でどのような大学生活を送っているのか、次回が今から待ち遠しいですね!

最後まで読んでいただきありがとうございます。 今後とも、岩泉高校をよろしくお願いいたします。