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【岩泉高校魅力化】「地域と共に生きる」を学ぶ(3学年復興教育)

 10月23日(水)に、岩手大学の坂口奈央准教授と中国人留学生のシンさん、NPO法人クチェカの鈴木悠太さんと千葉慎也さんを招いて復興教育を行いました。

初めに防災について探究してきたことを発表しました!
坂口奈央准教授の講演

 午前中、坂口准教授からは災害が起きたとき互いに助け合えるように、地域コミュニティを大切にすることを教えて頂きました。また、災害文化が個人ではなく地域にあるもので、それを知ることは生きることにつながり、それが生きる意味になることも教えて頂きました。

中国からの留学生シンさん

 留学生のシンさんから、中国での防災の取り組みを教えていただきました。中国ではショートビデオを活用し、短時間で広範囲に災害について注意喚起をしています。また、ユーモアや自嘲的な動画で学習への抵抗感を和らげ、防災意識を向上させていることを学びました。

 午後にNPO法人クチェカの鈴木さんと千葉さんに「共助の在り方」について講演していただきました。初めにアイスブレイクとして「助け合いゲーム」を行いました。自分が助けて欲しいことを3枚のカードに書き出して、グループ内で交流します。

グループでの交流
助け合い成立!!

 自分が出来ることを相手にも提供する「助け合いゲーム」を通じて、共助について体験することができました。また、自分から助けを発信する難しさを学ぶことができました。

 体験ゲームの後は鈴木さんと千葉さんに「共助の在り方」をテーマに講演して頂きました。共助とは、自分に出来ることをできる範囲で人に提供していくことから始まるということを教えて頂きました。

台風10号の被害を受け、その際に行った取り組みについても教えて頂きました

 また、自然災害への向き合い方も学びました。普段からハザードマップを見て避難場所や経路の確認をすること、自分の住む地域の歴史や地理を知ること、実際に災害に遭ったら自分の気持ちの揺れを確認したり、できることを考え行動・発言したりすることなど、災害が起きる前に備えておくことの重要性や、起きた後の共助の仕方について教えて頂きました。

 私たちは今後、地域に生きているということを忘れずに、普段から周りの人達と支え合いながら生活していきたいと思いました。
(文責:岩泉高校3年 佐藤 由衣・前川 優葵・上舘 怜奈・長﨑 宗眞)

最後まで読んでいただきありがとうございます。 今後とも、岩泉高校をよろしくお願いいたします。