【KIZUKIプロジェクト】第4回省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト東北大会出場!!
1月8日(日)、東北経済産業局が主催する第4回パブリックディベートコンテストが開催され、本校2学年有志8名が岩手県から出場しました。8名は昨年1年次に本校のKIZUKIプロジェクト(総合的な探究の時間)で取り組んだディベートの成果を外部コンテストを通して試すために臨みました。
コンテストは、「ウクライナ情勢によるエネルギー価格高騰の中、経済や生活の質を落とさず、エネルギー消費量を減らせる新しい省エネ政策」をテーマとし、政策の提案に挑みました。本校チームは岩泉町で盛んな林業に着目して、国産木材の有効活用と木材建築の特性を生かした省エネを提案することにし、大会出場に向けて、昨年10月から8名それぞれが役割を分担して準備を進めてきました。
大会前には岩泉町役場の出前講座「いわいずみの森林とくらし」を受講し、岩泉町の林業の現状や薪ストーブから考える地域の森づくりについて学び、情報収集に努め、大会に挑みました。
ディベート大会では政策の提案や相手チームとの質疑応答の中でお互いの政策を高め合い、内容を深めていく力が問われます。
第1対戦校は八戸聖ウルスラ学院高等学校、第2対戦校は東北学院高等学校。対戦校のクリエイティブなアイディアやデータを駆使した提案に食らいつき、しのぎを削る白熱した対決となりました。
惜しくも決勝進出の切符はつかめませんでしたが、生徒は今回のディベート対決から、得るものが多くありました。対戦後の講評では木材の有効活用と木材の特性を生かした省エネに着目した点を評価いただき、自分達の政策に改めて価値を実感しました。しかし、政策を実現可能とするための手段や財源確保、効果の大きさについて、まだまだ政策の質を高める必要性を認識しました。
他県の学校との対決を通して、生徒は大いに刺激を受け、自信に繋がったと感じます。この経験をこれからの進路活動や変化の激しい時代を生きる糧にしてほしいと願います。
(文責:伊藤 京花)